34施設のうち17施設が計画通り完成しなかった クリル発展計画2018~2020年分監査

サハリン州の会計監査当局はクリル諸島社会経済発展プログラムの実施状況を検査した。2018年から2020年初めに、クリル地区(択捉島)と南クリル地区(国後島色丹島)で建設された34施設を対象に、昨年5月から8月にかけて実施した。このうち17施設について、建設期間が当初計画より大幅に長くなるケースがあり、それは最大9年に及ぶ可能性があると指摘した。2018年~2020年の施設建設に支出されたサハリン州予算の総額は142億ルーブルだった。これに加えて56億ルーブルが連邦予算から支出された。監査当局は連邦予算についてチェックしなかったが、それらは完全に使用されたとした。クリル諸島での施設建設は当局や請け負い業者にとって「最悪の状況」にある。複雑なロジスティクス、労働者確保の問題、厳しい気象条件、地震に対する厳しい要件などが背景にある。(サハリン・インフォ2021/1/26)

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