ロシアオリンピック委員会選手委員会のソフィア・ベリカヤ委員長は14日の会議で、WADA(世界アンチドーピング委員会)の制裁措置として、国際大会でロシア国歌が使用できないことから、今後2年間、国歌の代わりに誰もが知る愛唱歌「カチューシャ」の斉唱を提案した。2019年にWADAは国際大会へのロシア選手の参加に制裁を課した。特に、競技会で国旗や国歌なども使用できなくなった。停止期間は4年間とされたが、ロシアはCAS(スポーツ仲裁裁判所)に控訴し、2022年12月までの2年間に短縮された。ベリカヤ委員長は「今後2年間に使用する歌について話し合い、オリンピック委員会に対して、誰もが知っていて、子供たちからも愛されている『カチューシャ』を使用するよう求めた」と語った。「カチューシャ」は早ければ東京オリンピックで鳴り響くことになるが、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、実施できるかどうか疑わしい状況だ。(astv.ru 2021/1/15)
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