択捉島にレニウム研究拠点を開設へ トムスク国立大学など

トムスク国立大学(TSU)やロシア科学アカデミー火山学研究所などの科学者たちがロシアで唯一レニウムの天然鉱床が確認されている択捉島を訪れ、埋蔵量などの調査を行うとともにサンプルを採取した。トムスク大学は他の研究機関と協力して、近くレニウムの効率的な抽出技術を研究するプロジェクトを立ち上げ、択捉島に研究センターを開設する予定だ。レニウムは電子機器、航空・宇宙産業の発展に不可欠なレアメタルで、1990年代に択捉島北部のクドリャブイ(硫黄岳)火山で鉱床が発見されたが、本格的な開発、生産は行われていない。「鉱床が見つかったエリアは火山活動が活発で、600度から900度と高温。化学的にも危険な環境にある」という。同大学では持ち帰ったサンプルを分析し、レニウムの濃度や抽出作業を収益性の高いものにするための方法について研究している。(riatomsk.ru 2020/12/10)

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