ロシア本土からの専門医のグループが11月16日–24日まで国後島と色丹島を訪れ、合計1,046人の住民を診察した。サハリン州では昨年から、リマレンコ知事の肝いりで、医療環境が十分でない地域の住民のために、各分野の専門医を招聘する事業に着手した。今年はモスクワやサンクトペテルブルク、スモレンスクなど各地から眼科、神経科、泌尿器科、内分泌か、超音波、内視鏡、心疾患の専門医が訪れた。国後島での診察は5日間にわたり地区中央病院で行われ、ユジノクリリスク(古釜布)、ゴロブニノ(泊)、ドゥボボエ、オトラダ(近布内)、ゴリャチエ・クリュチ(瀬石)、ラグンノエ(ニキシロ)の住民が受診。色丹島では地区中央病院シコタン分院で2日間行われ、マロクリリスコエ(斜古丹)、クラボサボツコエ(穴澗)の住民が診察を受けた。医師たちは朝から夜まで診察にあたり、誰一人診察を拒絶された住民はいなかった。(サハリン・インフォ2020/11/26)


南クリル地区中央病院シコタン分院
南クリル地区中央病院
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