国後島ユジノクリリスク(古釜布)の南クリル地区中央病院にCTスキャン(コンピュータ断層撮影)装置が初めて導入された。コテンコ副院長によると、国後島と色丹島の住民は、これまでサハリンへ行って検査を受けるしかなかったが、導入されたCTスキャンによって、さっそく2件の肺炎の症例を発見したという。一方で「結果を正しく判断できる専門家を養成できるまで、画像はサハリンに送られる」という。近い将来、地区中央病院の医師1人がサンクトペテルブルクで画像診断のための研修を受ける予定だ。(サハリン・クリル通信2020/11/26)
コメント