サハリン州のリマレンコ知事は、連邦政府の財務副大臣と会談し、南クリル諸島(北方四島)を含むサハリン州の開発プログラムに対する連邦政府の財政支援を求めた。(※新型コロナの影響による経済の低迷で、サハリン州は来年度240億ルーブルを市中銀行から借り入れる)知事は「サハリンはわが国にとって戦略的に重要な地域だ。長年にわたり石油・天然ガスを産出し、ロシア経済に貢献してきたが、2021年は、パンデミックの経済的影響に対処するため財政支援を必要としている。サハリンとクリルの住民はコロナの影響で苦しむべきではない。住宅、道路、学校の建設などに連邦政府の支援が必要だ」と訴えた。(サハリン・クリル通信2020/11/11)
2021年の州予算の収入見込額は2020年の1,627億ルーブルから1,080億ルーブルに減少する一方、支出見込額は1,282億ルーブルで赤字となる。2022年も収入911億ルーブルに対して支出は1,040億ルーブル、2023年は収入863億ルーブルに対して支出986億ルーブルと見込まれている。(サハリン・インフォ2020/11/12)
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