北方領土・国後島周辺で、ホッケ刺し網漁が16日解禁され、北海道羅臼町の漁港から漁船14隻が一斉に出漁した。操業期間は12月末まで。日ロ両国が1998年に結んだ安全操業協定に基づき、日本漁船は北方領土周辺のロシアが領海と主張する海域の一部で、漁期や漁獲枠の範囲内で操業している。ロシア側には協力金を支払っている。協定では日本漁船の取り締まりについての規定はないが、近年ロシア当局の臨検が増加している。16日午前0時半ごろ、日の丸の旗を掲げた漁船が静かに港を出発。午前10時ごろから順次帰港し、ホッケを次々と水揚げした。(共同通信2020/9/16)
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