ロシア科学研究機関 択捉島にサケマス資源管理拠点を計画

    全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、択捉島に人工孵化放流と野生のサケマス資源の管理拠点を択捉島に設置することを計画している。同研究所は、南クリール諸島の研究サイトの形成に取り組んでおり、昨年2019年9月には太平洋支部チンロが、水棲生物資源量と棲息環境の把握、漁業予測のため研究基地“Океаническая”(オケアニチェスカヤ)を設置している。

 同研究所は、自然条件と豊富な経験により、サケマス増殖分野の研究を集中させるのに、択捉島が理想的な地域だと評価している。択捉島に来遊する野生魚と人工孵化放流魚の仕分け、シロザケとカラフトマスの産卵のタイミングの違いと動態を差別的に評価する等を行い、各種の科学的に根拠のある資源管理戦略の開発に資することを目標としている。(ロシア漁業ニュースヘッドライン2020/9/12)

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択捉島内岡

 

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