初めての海外取材 中国チチハル『鶴郷への旅』

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 1985年(昭和60年)6月17日から6月24日まで、6回にわたり北海道新聞夕刊1面に連載した記事です。釧路報道部の遊軍担当で、入社4年目の27歳でした。初めての海外取材で、ツルのふるさと「鶴郷」と言われた中国黒竜江省チチハル市郊外にある扎龍(ジャンロン)自然保護区を訪ねました。当時は確か「ザーロン」と発音していました。

 いまでこそタンチョウはあちこちで見かけますが、当時はまだ生息数が少なく、ちょっと大げさに言うと、交通事故で人間が死んでも記事にならないけれど、タンチョウが死ぬと見出しがたつ、そな時代でした。当時の記事によると、「保護区は扎龍湖をはじめ無数の湖沼がヨシ原に点在する大湿地帯で、釧路湿原の約8倍、21万ヘクタールの面積を誇る中国ツ医大の保護区。鶴類研究所をはじめ望鶴楼、宿舎、飼育ケージがあり、研究員ら23人が詰めている。世界で15種(一説には14種)のツルのうち、同保護区ではタンチョウ200羽をはじめ野生で6種が生息する」とあります。

 取材対象が鳥であり、記事より写真が大事ということで、報道部の写真課の皆さんの指導を受けて、にわか特訓を受けて臨みました。唯一、褒められたのがヒナの写真で、「自然の光がいい」ということでした。それはグラフ記事で使用されました。

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