サハリンの歴史家イーゴリ・サマリン氏が「マトゥワ島の歴史」と題した2巻の作品を発表した。ユジノサハリンスクのポベダ博物館の科学部長を務めるサマリン氏は、15年ほど前からマトゥワ島(松輪島)に関する資料収集を開始。2016年から2017年にかけて、ロシア地理学会の援助で国防省が主催する「マトゥワ遠征」に参加し、3カ月間滞在した。その結果、101の軍事施設を含む140を超える構造物を確認した。第1巻ではマトゥワ島の発見から研究、開発、第2巻では軍事要塞の歴史的重要性、構造などを紹介している。各500部印し、図書館などに置かれる。(サハリン・インフォ2020/9/2)
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