旧樺太・気屯の戦争遺産 野外博物館として整備を

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 サハリン・インフォ2020/7/17

ロシア捜索運動とスミルヌイフ地区行政府は、第二次大戦の終わりに日本軍との戦闘があり、戦争遺産が数多くのこされているポベディーノ(気屯)やロシノ(半田沢)に野外博物館を整備したいと望んでいる。これらのエリアの森や丘にはトーチカや指揮所跡、塹壕、戦後の記念碑など30のオブジェが残っている。ベロババ市長は「多くの投資を必要とする事業だが、野外博物館として整備したら今後何十年もの間、魅力的な場所になる」と話す。遺骨や戦争遺産を掘り起こしているロシア捜索運動は、2016年に弾薬庫だった建物を修復して、掘り出した遺物を一時的に保管しているが、嘆かわしい状況にある。捜索運動か今後数年間で最も修復を望んでいるのは、戦闘があった半田沢警察署エリアだ。2つのトーチカや門、柵の跡などがある。野外博物館構想は以前、ソ日の激戦地となったシュムシュ島(占守島)で検討されたが、アクセス困難な北クリルの地理的条件がネックとなり立ち消えとなった。

 

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