旧日本軍の地下壕を保存へ サハリン・コルサコフ(大泊)

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 サハリン・クリル通信2020/7/16

1940年代に旧日本軍がサハリン本島コルサコフ(大泊)郊外に造成した地下壕に、サハリン・クリル通信の記者が入った。地下壕はプシストム飛行場に隣接しており、数十年の間地下水で満たされ立ち入りできなかった。このほど、テクニカルスポーツセンターの職員が地下水をくみ上げ、日本軍が造った「廃墟」に入ることが可能になった。中には大きな部屋があり、日本人が使っていた遺物が残っている。同センターのワジム・セミンさんがコンクリートの階段を降りて深さ数十メートルの地下壕へ案内してくれた。地下豪には80年前のビンやカバンが残っていた。飛行場近くに地下壕があることは知られていた。小さい頃にそこで遊んでいたというコルサコフ在住で、同センターの管理者アナ・カツセンバさんは「近くにダーチャがあり、小さかった私は好奇心に駆られ地下壕に入ろうとした。地面の下に何が隠されているのか、幼い私は好奇心と恐怖心が入り交じっていた。でも、水があって入ることは出来なかった」と振り返った。長い間、放置されたが、同センターの従業員たちの好奇心は消えなかった。彼らはポンプを持ち出し、2日かけて排水し、泥を除去した。「中に入ると、一番下に大きな部屋があり、過去の痕跡が残っていた。まるで爆弾シェルターのようだった」–職員たちは地下壕を再現し、保存しようと計画している。

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