❐北方四島の話題
日刊水産経済2020/7/3
ロシアの科学研究機関「チンロ」は、6月からクリル(千島)海域で行っている資源調査(トロール調査)のデータをもとに、同海域のカラフトマスの推定来遊尾数を3億2,500万尾と算定した。近年では2018年の6億2,500万尾は下回るものの、10年3億5,400万尾、12年の3億1,900万尾と同規模の高水準のボリューム。資源は調査海域の千島中央部から北部で確認されたという。1尾当たりの目回り係数1.2キロをかけて重量に換算すると、およそ39万トン。今季の極東のマスの漁獲勧告は22万2,800トンなので、資源に対する漁獲割合は67%となる計算だ。
※資料写真
コメント