❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2020/6/19
国後島のユジノクリリスク(古釜布)–ゴロブニノ(泊)間で高速道路の再建が続いている。総延長55 kmのうち31kmがすでにアスファルトで覆われた。2024年末には工事が完了する。クリル諸島社会経済発展プログラムの枠内で整備するもので、事業費は23億ルーブル。現在、2区間で工事が行われている。31~39km区間は2018年に着工し、路床の建設やアンドレーエフカ川、ベルキン川に架かる橋の再建が進む。10月末には完了する。47~55km区間は2021年に完了予定。この後、2021年には、39〜47 kmの区間で着工、2024年に工事が完了する。ゴロブニノは、国後島にある日本に最も近い集落。晴れているとここから北海道が見える。クリル諸島の解放後、国境の前哨基地がここに定着し、村には伝説的なロシアの航海者であるヴァシリー・ゴロヴニン提督の名前が与えられた。
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