❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2020/5/30
国後島、色丹島では老朽化した危険住宅からの住み替え政策が進んでいる。色丹島クラボザボツコエ(穴澗)村に2棟のアパートが完成し、南クリル行政府のエリザヴェータ・アンドレエバ第一副市長とクラボザボツコエのイゴール・マカロフ村長が、この日を待ちわびた21家族に鍵を手渡した。この日、入居したゲンナジー・チェニチクさんは1981年から色丹島に住んでいる。「老朽化した前の家では暖房はなく、唯一暖かかい場所は台所だった。冬にはすべてが凍結した。それも今ではおとぎ話。新居は別次元のレベル、何てすばらしい」と喜びを語った。30年以上、合板造りの兵舎に住んでいたヌリア・ステパヌクさんは「古い家はすべてゆがんでいた。床が曲がり、石膏が落ちていて、窓が開かない。今、私は42㎡の豪華な1部屋のアパートを手にした。窓からの眺めがよくて、とても幸せ!」と喜びを抑えられない様子だ。
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