世界自然保護基金(WWF)がラッコの保護プロジェクトを立ち上げ

北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2020/5/22

https://skr.su/uploaded/fd/32/13/63f3d371ab0737ead84f1331bb.mp4

世界自然保護基金(WWF)はチョコレートメーカーから資金協力を得て、北クリルなど太平洋でラッコの生息数が減少した理由を解明するプロジェクトを立ち上げる。手始めに、今年はカムチャッカと北クリルに調査団を派遣し、ラッコの個体数を安定させる方法を探る。こうした取り組みはラッコの生息環境を保護するだけでなく、海洋生態系の劣化を防ぐのに役立つ。小クリル自然保護区(色丹島歯舞群島)では、ラッコの生息数が164頭(2015年)から354頭と2倍に増加していることが、4月に行われたクリル自然保護区の調査で分かった。小クリル自然保護区では、70頭ものラッコが群れで生息し、外敵を恐れることなく夜間も海岸で過ごしていることも確認された。

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Sea otters in the Northern Kuril Islands. Video: Vitaliy Kuzmenko

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