❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2020/5/16
ロシア極東・北極圏発展省は、クリル諸島社会経済発展プログラム(2015-2025年)に、択捉島キトヴィ(内岡)にあるクリリスク港の沖合に3つの防波堤を整備する事業を盛り込んだ。計画では全長573mの防波堤を3基造成する。事業費は62億ルーブルで、2026年の完成を見込んでいる。これによって、貨物船や旅客船の接岸が容易になり、国境を通過する貨物の輸出入手続きのスピードアップが図られる。地元水産企業は、漁業製品の物流改善を期待している。また、11月から4月にかけて、悪天候のため漁船などの接岸が出来ず、キトヴィにある水産加工場は原料が入らず休業を余儀なくされている。
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