州知事が表明 2023年に国後島・古釜布に新しい病院を開設

北方四島の話題

 サハリン・インフォ2020/2/13

サハリン州のリマレンコ知事は国後島ユジノクリリスク(古釜布)の文化会館で住民と懇談した中で、2023年にユジノクリリスク市内に新しい病院を開設すると述べた。新病院は細菌検査室が含まれ、血液検査を迅速に行うことが出来ると説明した。住民は医療スタッフの不足について不満を述べた。州政府によると、他の地域から南クリル地区に移住する医療従事者には最高で260万ルーブル補助金が支給され、賃貸自由宅の割り当てもある。これにより、2019年は9人の医師や医療スタッフを誘致した。2020年末までに、心臓、内分泌、外科、腫瘍、歯科などの専門医を数人雇用すると説明した。ユシュク保健大臣は「4月から国後島の地区病院で大腸内視鏡検査を実施する予定で、今後はサハリンまで行かなくても済むようになる。このために2人の専門家を確保した」と語った。さらに、州予算でCTスキャナーを導入し、3月中旬から検査が可能になる。また、住民からは、ゴリャチエ・クリュチ(瀬石)にある温泉治療施設の利用について、道路が国境管理に属する地域を通過しており、当局からの特別な許可がなければ通れないことに不満が上がった。知事は問題のルートを自治体の管理に移すよう作業していると答えた。

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