❐北方四島の話題
タス通信2019/11/8
サハリン州政府は択捉島キトヴィ(内岡)にあるヤースヌイ水産加工場(ギドロストロイ社)が通年で操業可能となるよう、魚を陸揚げする岸壁を屋根付きのモール型に改造する方針を決定した。キトヴィ港は強い風や雪から保護されておらず、11月から4月までの冬季間は漁船の接岸や荷揚げ作業ができず、工場は操業休止を余儀なくされている。2019年8月、港を視察したメドヴェージェフ首相(当時)が極東を担当するトルトネフ副首相らに検討を指示した。工場の通年操業によって新たに50人の雇用が生まれる。ヤースヌイ工場は2001年に稼働。付属の岸壁は最大7,000トンの船が係留できる。従業員は338人。カラフトマス、シロサケの切り身など冷凍加工品を毎日500トン生産する。3,560トンを保管できる冷凍設備を持っている。
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