ロスレストルが「小クリル諸島」を「ハボマイ」と表記した地図を使った出版社を厳重注意

北方四島の話題

 astv.ru 2020/2/1

ロシアの政府機関ロスレストル(РОСРЕЕСТР=国家登録、地籍および地図作成のための連邦サービス)は、新しくガイドブックを作成したロシアの出版社に対して、小クリル諸島が「ハボマイ」と表記されている地図が掲載されているとして、深刻な警告を発した。問題の出版物は「サハリンと千島列島–現代ガイド」。連邦登録簿「地理的名称」にない不明の表記「ハボマイ」が発見された。法律によれば、地理的名称は、国家によって保護されているロシア連邦の人々の歴史的および文化的遺産の不可欠な部分であり、地理的名称を勝手に書き換え、不正確な名称を使用することは連邦法違反にあたる。ロスレストルは不正確な表現を抑止し、正す業務を遂行しているが、間違いは後を絶たない。特に、カリーニングラードクリル諸島において目につく。2019年10月、ロスレストルのサハリン支部は、日本で作成されロシアに持ち込まれたビザなし交流参加者のための対話集(四島交流会話集)を押収した。地名の使用に関する違反が明らかになったためだ。ハッチャス、トマリヤマ(泊山)、コタンケシ(古丹消)、チプカリべツ(秩刈別)、ニキシロという名称は連邦登録簿に存在しない。そして、ロシアの領土にクリル諸島が含まれていなかった。

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