❐サハリンの話題
サハリン・クリル通信2019/12/25
ユジノサハリンスクのサハリン鉄道歴史博物館に戦前の日本時代から使われてきた除雪車が新たな展示として加わった。「マックリー」と呼ばれる除雪車で、戦前の樺太庁時代から2018年まで使用されたものだ。極東鉄道歴史遺産保存協会のアンドレイ・チリキン主任研究員によると、この除雪車両はもともと線路の寸法を計測する車両として設計されたもので、製造されたのは1939年(昭和14年)と考えられる。2018年に部品がなく修理が出来なくなったことから博物館に移されることになった。重さ20トンの除雪車は今後数日のうちにクレーン車などを使って博物館へと運ばれる。博物館には日本から贈られたD-51などの機関車が展示されている。
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