外務大臣表彰 サハリンの団体「ピオネール」 日本兵の遺骨収集30年で300柱

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 サハリン・クリル通信2019/12/13

ユジノサハリンスク日本総領事館は、ソ連との闘いで戦死した日本兵の遺骨発掘作業を30年以上も続け、約300柱の遺骨を日本に返還した団体ピオネールに外務大臣表彰を伝達した。ピオネールは、第二次大戦で激しい戦闘が行われたサハリンのスミルヌイフ地区で遺骨発掘を行っている。イーゴリ・ゴロジャノフ代表は「かつて戦闘が行われた場所は爆発物などが残っており、大変危険な仕事た。特別なトレーニングと経験のおかげで探索者は仕事をやり遂げている」と語った。またスミルヌイフ地区のイーゴリ・ベロババ地区長は「歴史が最も重要な教師であり、同じ過ちを犯すことを許さない。ピオネールの活動はロ日両国にとって非常に重要だ」と祝福した。また、長年にわたり学生交流や日本語教育に取り組んできたサハリン国立総合大学の元学長ボリス・ミシコフさんに旭日中綬章を伝達した。「1991年国境が開かれ、初めて学生交流のため、マリーナ・ツべタエワ号でホルムスクから北海道に向かったのがスタートだった」と懐かしんだ。

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