国後島在住のニコライ爺さんはビザなし交流の一環で行われている日本語習得プログラムに参加して、毎年のように北海道本島にやって来る。若いころはパイロットとして大空を駆け巡っていたが、孫が十数人できた今は、国後島の自然や人物を描いて悠々自適に暮らしている。ただの絵が好きな爺さんだと思っていたら、そうではないらしい。8月に日本のビザなし訪問団が国後島を訪れた際、水彩画の講師として登場し、向こうのニュースで「国後島の有名な画家ニコライ・ゴルスキーが…」と紹介されていた。名前を検索にかけてみると、自身のホームページを持っていて、作品を紹介するとともに販売もしていた。http://nigor.ru/
ニコライ爺さんは、国後島の画伯だった。今年も日本語習得でこちらにやって来た。根室市内でお別れの交流会が開かれた席で、画伯は日本側出席者に自分が描いた国後島の作品をプレゼントして回った。我が家には画伯の作品が3点、居間に飾られている。
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