❐サハリンの話題
サハリン・メディア2019/10/30
サハリンのトマリ地区(泊居)に残る日本統治時代の神社遺跡に通じる道に、長さ30mの手すりが付いた階段が設置された。サハリン州政府と地元自治体は戦前、日本人が建造した神社跡を文化遺産として保存するとともに、住民のためのレクリエーションエリアや観光スポットとして整備している。これまで観光客が神社跡へ行く時には、粘土質の地面に足を取られながら、草にしがみついて登っていた。雨が降った後や雪解け時期はさらに厄介だった。来訪者用に階段が整備され、小川には橋が架けられた。地元住民や外国人観光客からは安全性と利便性が向上したと高い評価を得ている。トマリ地区のコベレフ市長は「私たちの地域には多くの文化遺産があり、魅力的な自然がある。トマリ住民だけでなく、他の地域や外国からのお客さんに喜んでもらえるよう観光名所の整備を続けていく」と話している。
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