❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/10/17
国後島のクリル自然保護区内にある河川では、産卵のため遡上したサケ・マスを狙ってヒグマが集まってくる。保護区職員にとっては個体を確認できる機会でもある。近年、保護区内のヒグマの生息数は70~80頭で安定している。これは国後島全体の半数に当たる。今年の特徴は保護区の北部で親子グマが頻繁に観察されたことだ。中には「白いヒグマ」も確認できた。「白いヒグマ」は国後島と択捉島で見られ、おそらく近親交配のためと考えられる。国後島のヒグマの少なくとも10%を占めている。
コメント