❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2019/10/14
10月14日、国後島ユジノクリリスク(古釜布)在住の住民からサハリン・クリル通信に「地元病院の医師の間で不満が充満している。最近、1人の医師が辞めた。残りの医師も病院を去ろうとしている」と、不安を訴える電話がかかってきた。住民たちは病院内の緊張した雰囲気や医師たちが大勢で行政府に押し掛ける姿を見て、不安に駆られている。サハリン州保健省はこの噂に迅速に反応した。「過去2カ月間で1人の医師が自らの意思で退職した。この期間に3人の医師と2人の看護師が新たに配置されている」–。院内紛争の原因は、医療機関の仕事と賃金のシステム改革にある。医療従事者の給与に関して、実際の仕事以上に給与をもらっている事例など複数の違反が発覚した。同省は「すべての専門家は職務内容に応じて働き、法律で保証された給与を受け取る必要がある。 同時に、個々の従業員に不公平があってはならない」と強調する。監査中に特定された違反に対する排除命令が出て、報酬に関する規定が改訂された。
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