色丹島・穴澗 ロシア最大・最新の水産加工場が稼働

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北方四島の話題

 astv.ru/news2019/9/5

色丹島クラボザボツコエ(穴澗)にロシア最大の水産加工場が完成し、5日から稼働した。水産加工大手ギドロストロイ・グループのクリル・フィッシャーマン社クラボザボツコエ工場で、総工費65億ルーブル(106億円)をかけたロシアで最も近代的な設備を備えた最初の工場である。ギドロストロイ社のヴェルホフスキー会長は「ソビエト時代、色丹島には国内最大の缶詰工場があった。90年代に経済が破たんし、94年には大地震によって工場は崩壊し、この島に仕事はなかった。99年に当社が工場を建設、そして2017年秋には今後20年間のイワシとサバの大漁が予測されるため、新工場の建設に着手した。私たちは色丹島の歴史に新たな1ページを開いた。新工場は国内最大の漁業施設であり、1日に1,000トンの魚を処理できる」と語った。新工場は港と生産インフラ、出荷ターミナル、最新の生産および輸送船団を併せ持つ複合施設だ。最先端の設備機器はアイスラド製。新工場ではスケソウダラ、ニシン、サバ、イワシイカ、サンマの原材料から切り身を含む冷凍製品を生産する。冷蔵庫の容量は5,000トン。魚の廃棄物から1日最大20トンの魚粉をつくる工場も建設された。通年で稼働し200人の新規雇用を創出、従業員の総数は500人となる。

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