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サハリン・クリル通信2019/9/6
択捉島の「森のクマ食堂」がクリル観光の魅力の1つになっている。毎日何十人もの観光客が市街地に近い森に集まり、クマたちを観察している。地元住民によると、「森のクマ食堂」は数年前に現れた。水産加工大手ギドロストロイの従業員は、工場から出る魚の頭や内臓など廃棄物をクマのエサにすることにした。クマたちは整然と列をなして食堂を訪れ始めた。その数は毎日4頭から10頭。この取り組みはすぐに口コミで広がり、好奇心が強い観光客が集まって来た。スマホで撮影したり、中には車から降りてクマと自撮りする人もいる。地元住民によると、クマたちは人を気にする様子もない。エサを求めてうろつくこともなく、次の食事が提供されるのを待っている。
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