❐北方墓参
択捉島墓参2か所目となるぺケンリタ墓地は老門(おいと)湾の丘陵にあります。老門は1800年に近藤重蔵らが漁場経営の拠点施設「会所」を設置するなど、最も早く開けた場所の一つです。今はロシアの水産加工会社スキットが工場や孵化場を設置しています。墓参団はビザなし交流船えとぴりかから交通艇に乗換え、スキット社の岸壁から上陸。工場敷地内を通って、急こう配の砂利道を数百メートル登りました。高齢者にはかなりきつい坂道で、山から吹き下ろす強い風が舞い上げる土ぼこりにも苦しめられました。草原にポツンと建つ標柱の周りの草を刈り、祭壇を設けて慰霊しました。
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