❐北方四島の話題
サハリン・クリル通信2019/6/27
国後島オトラドノエ(近布内)地区にある観光名所「悪魔の指」(ローソク岩)の裏側の海岸に設置されていた違法トイレが7月に撤去されることになった。このトイレは固定式で、土地の利用届けが出されておらず、衛生・疫学的な規則に違反して、水資源保護地区に設置されたことから、近隣住民が検察当局に対して撤去の申し入れを行っていた。トイレのそばにはゴミ貯蔵用コンテナも設置され、風でゴミが散乱したり、動物があさるなどして問題になっていた。地元住民はSNSなどで「悪魔の指からトイレとゴミを撤去しよう」と呼びかけ署名を集めていた。これに対して、検察当局が自治体に対応を撤去を要請し、自治体は撤去に向けて請負業者と契約を交わした。検察当局はトイレとゴミ貯蔵用コンテナの撤去作業が確実に実行されるよう、監視することにしている。
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