国後島の魚油・魚粉工場が年内に稼働 投資額10億ルーブル 46人の雇用創出

北方四島の話題

 interfax-russia 2019/6/14ほか

「南クリル魚工場」が国後島ユジノクリリスク(古釜布)で、魚油と魚粉を製造する新加工場の建設を進めている。2019年完成の予定で、新たに46人の雇用を創出する。同社は70年以上にわたりスケソウ、タラ、サケなどの冷凍加工処理を行って来た。今日では年間4万トンの製品を生産している。コンスタンチン・コロブコフ工場長は「製品加工の過程で原料となる魚から頭、ヒレ、骨、内臓など大量の廃棄物が出る。新工場は最大504トンの廃棄物を活用し魚油や魚粉に加工する」と語る。当面の生産量は年間約8,000トン。このうち5,000トンは魚粉となり、残りは魚油になる。鉄骨造りの工場は壁や屋根が完成し、タイ製の設備機器の組み立て作業が行われている。総投資額は約10億1,000万ルーブル。そのうち同社の自己資金は2億7,000万ルーブル、残りはサハリン州開発公社が融資した。2021年には年間3万5,000トンの魚油と5,000トンの魚粉生産を目指す。南クリル魚工場は15隻からなる船団や輸送船を持ち、1日最大200トンを処理できる工場、1万2000トンの冷蔵施設を所有している。

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