❐北方四島の話題
サハリン・インフォ2019/6/10
択捉島のクリリスク(紗那)とキトヴィ(内岡)間で行われている遊歩道の建設工事が順調に進んでいる。4月下旬に着工し、すでに150m以上の区間でインターロッキング・ブロック舗装が完了した。施行者は2017年に設置された石造の野外オブジェを数メートル海側に移動させ、安全確保のためにフェンスを設置する。遊歩道の全長は2.7km、道幅は2.25mで96基の街灯のほか、展望台やベンチ、遊歩道沿いを走る幹線道路には安全な横断歩道が設けられる。また、6月中旬には考古学者らが来島し、工事区間の4カ所で遺跡等の調査が行われる。総事業費約2億ルーブルのうち、5分の1に当たる4,000万ルーブルが調査に充てられる。遊歩道の完成は来年11月の予定。
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