国後島・古釜布 国会議員の「戦争発言」で日本側から謝罪の書簡が届く

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/5/17

今年初めてのビザなし交流で日本側代表団が5月10日から13日まで国後島を訪れた。滞在中のプログラムは多彩なものだった。5月11日の夜にはホームビジットが行われた。顧問として参加していた国会議員の丸山穂高氏もロシア人家庭でビジットを体験した。彼は35歳で東京に住んでいる。訪問団にはジャーナリストもいた。10年前、ジャーナリストはロシア外務省の許可なしに、ビザなし交流の団員としてクリル諸島に来ることは禁じられていた。しかし、彼らはクリル諸島にやって来る。訪問団の団員としてリストに載っており、ジャーナリストであるかどうかを証明することはほとんど不可能だ。今日では高齢者でもカメラやスマートフォンなどを持っており、誰がメディアの人間なのかわからない。「クリル諸島の返還は軍事的手段によってのみ可能である」という丸山氏の発言は、訪問団長との会話の中で飛び出した。そこには日本のジャーナリストがいた。前日、丸山氏は行政府を表敬訪問した代表者グループの中にいたが、南クリル市長に対しては何も質問しなかった。そして突然、身内の中で、あのような発言をした。いずれにせよ、26年間のビザなし交流の歴史の中で、日本人からそのような発言を聞いたことがない。5月14日、ビザなし交流の実施団体である北海道委員会から南クリル地区の行政府や議会、そしてビザなし交流の窓口になっている市営企業「サウス・クリルドッケル」宛てに謝罪の書簡が届いた。その中で「訪問団の1人の失礼な発言について、私たちはとても恥じている。日ロ間の問題の解決に関する彼の意見は、訪問団の他の団員の意見とは全く異なっている。私たちは問題を平和的に解決したいと心から望んでいる」などと書かれていた。

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