色丹島の滑走路建設地が決まらない理由 島の3分の2が「小クリル」自然保護区

 

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北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/3/18

サハリン州当局がクリル諸島色丹島とパラムシル(幌筵)島に滑走路を建設する計画を発表してから4年が経過した。サハリンと島嶼間のアクセス改善を図る狙いだが、パラムシル島ではすでに建設地が決定し、2020年に完成予定となっている。一方の色丹島では建設地さえ決まっていない。専門家グループが現地調査を行い、候補地として4カ所を選定したが、いずれも放棄せざるを得なかった。色丹島の大部分が連邦の国家自然保護区「小クリル」に含まれているためだ。

 

※国家自然保護区「小クリル」の総面積は67,892 ha。そのうち陸地が26,992 ha、太平洋海域が40,900 haを占める。色丹島の面積の3分の2が保護区に指定されている。

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