「クリル諸島上陸作戦」をテーマに年鑑を発行 今年、クリル諸島に調査団を派遣

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北方四島の話題

 サハリン・メディア2019/3/1

サハリン地域が歩んだ歴史を記録している年鑑「勝利者たち」の第5巻の発行に向けて、2月28日ユジノサハリンスクの記念館・博物館「勝利」で編集会議が開催され、1945年8月の第二次世界大戦最後の大規模な戦いであるクリル諸島上陸作戦をテーマとすることを決定した。このプロジェクトの創始者であるカルロフ国家院議員(サハリン州選出)と調査や編集に携わる歴史家やジャーナリストが出席した。カルロフ議員は「サハリンとクリル諸島を解放した戦いに参加した退役軍人の具体的な話を収集するとともに、歴史家や科学者からなる調査団を編成し、今年クリル諸島で特別な調査を実施する」と述べた。年鑑「勝利者たち」の編集長を務めるオクサナ・セメノワ氏は「私たちは若い世代のために本を出版する。これは単なる本ではなく歴史的背景であり、戦時中の出来事についての裏付けとなる資料を提供するものだ」と語った。サハリンの有名な歴史家サマリン氏は「戦争体験を語れる退役軍人が年々少なくなってきているが、これまで以上に興味深い発見を約束する」と話している。年鑑「勝利者たち」の出版には記念館・博物館「勝利」が関わっている。

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カルロフ議員(左)

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セメノワ編集長

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歴史家サマリン氏

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