択捉島・紗那でクロスカントリー・スキー大会開かれる

❐北方四島の話題

　サハリン・インフォ2019/2/24

択捉島クリリスク(紗那)郊外で日曜日の午後、多くの住民が参加してクロスカントリースキーの大会「ロシア・スキートラック2019」が開催された。最年少は5～6歳の子供たち。距離はわずかに200メートルだが、年齢を考えるとそれははてしなき道だ。アリスちゃんがゴールにたどり着くと万来の拍手が沸き起こった。彼女は何度も転んでスキーが宙に舞ったが、諦めなかった。家族や友人の応援は素晴らしい。シリル君のおばあちゃんはレース前に「今日、勝つのはお前だよ。思いっきりやりなさい」と勇気づけた。スタートの合図とともに、彼は弾丸のように飛び出してレースを最後までリードした。これはおばあちゃんの勝利だ。クロスカントリースキーのベテランも参加した。イワン・マルチェンコさんは80歳を超えた今もスキーの達人だ。「スキーは足のテクニックだけではダメなんじゃ。手の振りが大事。しっかり脇を締めないと」とアドバイスしていた。レース終了後、上位入賞者にはロコトフ市長からトロフィーとメダル、賞状が授与された。子供たちにはキャンディーの詰め合わせが贈られた。