ポノマリョフ氏 『世論調査の結果は25年間のビザなし交流の敗北』

北方四島の話題

 サハリン・クリル通信2019/2/21

●…2月18日、クリル諸島の主権に関する全ロシア世論調査センターの調査結果が公表された。7,695人の回答者のうち96%が島々はロシア領土であると答えた。サハリンの歴史家イーゴリ・サマリン氏とロシア地理学会サハリン支部長のセルゲイ・ポノマリョフ氏が調査結果について見解を述べた。

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●…サマリン氏は「第二次世界大戦の結果を取り消すことはできない。国際的な取り決めによってサハリンが返還され、クリル諸島ソビエト連邦に移管された」と説明した。「そして後継国家のロシア連邦が完全な法的根拠に基づいて、それらの島々を領有している。日本には返還や引き渡しを要求する根拠はない」—。

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●…クリル諸島での調査の結果は、ロシア地理学会のポノマリョフ氏を驚かせることはなかった。「この結果は、25年間続けられているビザなし交流の敗北だ。この取り組みはクリルの人々に島々を引き渡すよう促すものだったが、引き渡しに賛成したのはたった2%だった」—。彼はまた、ロシア政府が正式にこれを発表したときにのみ、この領土問題に終止符を打つことが出来ると付け加えた。

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