流氷に閉ざされる南クリル諸島への食糧供給 サハリン州政府がオーロラ航空と協定

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北方四島の話題

 サハリン・インフォ2019/2/19

サハリン州政府は流氷や悪天候のためサハリンからの貨物船が南クリルの島々に接岸することが困難になり、生鮮食品を供給出来なくなる状況に備え、地域航空会社「オーロラ」と輸送に関する協定を結んだ。冬季間、流氷に閉ざされる南クリル諸島では海上輸送の欠航により、食糧や日用品が不足する問題が毎年のように繰り返されている。また、貨客船ファルフトジノフ号が択捉島の内岡港に接岸できない場合、州政府が契約している貨物船KDN-1を使用し、流氷が入り込まないオーリャ湾(別飛)に運ぶことも検討している。KDN-1のルートはコルサコフ—クリリスク(択捉島・紗那)–ユジノクリリスク(国後島・古釜布)–マロクリリスコエ(色丹島・斜古丹)を7日間で往復する。州政府によると、南クリル諸島の食糧ストックは3週間から1ヶ月分あり、安定しているとしている。さらに、州政府は南クリル諸島に食糧品を供給する企業に対して補助金を支給するなど、冬季間の食糧確保に努めている。

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