2020-08

北方領土ノート

突然の侵攻「8月28日、ソ連軍に占拠された」「屋内ニ侵入金品ヲ掠奪スルコト平然」

産経新聞2020年8月27日 戦後75年 領土の記憶(1)突然の侵攻「8月28日、ソ連軍に占拠された」    北方領土がソ連(現ロシア)に不法占拠されて8月28日で75年になる。1855年の日魯(にちろ)通好条約で日本領と定められた択捉(え...
北方領土ノート

8月28日 空挺部隊は悪天候のため、択捉島の天寧飛行場を見つけられなかった

大陸側にあるソヴェツカヤ・ガヴァニのポストバヤ湾から、択捉島を占領するため空挺部隊が2機の水陸両用航空機「カタリナ」で飛び立った。(※スラヴィンスキーの「千島占領1945年夏」では26日) 2機は択捉島の戦略施設である天寧飛行場(現ペトレル...
北方領土ノート

1945年8月28日12:00 ソ連軍、択捉島・留別浜に上陸

8月28日13:15(日本時間11:15)掃海艇2隻T-589、T590が択捉島の留別湾に入港(海岸1.5kmに停泊)した。掃海艇偵察部隊が搭載ボートで上陸し、20分後日本軍の自走艀を確保して運び込んだ。掃海艇T-589(113狙撃旅団第3...
北方四島の話題

色丹島・斜古丹湾 オストロブノイ水産加工場が汚水たれ流し

色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)湾で操業している水産加工場オストロブノイ社が水産廃棄物を湾に垂れ流している。地元住民によると、3カ月前から魚の油で覆われた海を見てきたという。魚が死に、マロクリリスコエの町は悪臭が漂っている。地元住民は「湾内...
北方四島の話題

国後島・古釜布 地対艦ミサイル「バル」も公開 軍事技術フォーラム初開催

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の中央広場で、軍事技術フォーラム「Army-2020」が開幕し、2016年に国後島に配備された地対艦ミサイルシステム「バル」も公開された。フォーラムは若者の軍事愛国教育や軍に対する関心を高める狙いで、国後島で...
北方領土ノート

8月27日 松輪島を武装解除し、カムチャツカ軍がウルップ島へ進軍

1945年8月27日、クリル諸島上陸部隊の主力はマトゥア島(松輪島)に到着、日本兵を武装解除した。この日、カムチャツカ防衛区軍司令官のグネチコ少将は第2極東戦線の司令部から、カムチャツカ防衛区軍の戦闘ゾーンをウルップ島(得撫島)にまで拡大す...
北方四島の話題

択捉島のカラフトマス漁 11,000トンを漁獲

択捉島の漁業会社は漁解禁からこれまでに11,000トンのカラフトマスを水揚げしている。結果としてはまずまずだが、漁獲量の最高を記録した昨年と比べるとまだ少ない。漁獲の大部分はクリリスキー・ルイバク社とその子会社で占められ、合計で約9,000...
北方領土ノート

8月26日 クリル諸島で武装解除続く、大泊から択捉島上陸・占領部隊が出撃

1945年8月26日、クリル諸島の占領作戦が続いていた。ボロノフ大佐指揮下の偵察部隊がシムシール島(新知島)に上陸。この大きな島は無人だったが、ソ連軍は日本軍の残党を発見し、要塞や兵舎、倉庫に火をつけ破壊した。同じ日、グネチコ少将指揮下の上...
北方四島の話題

国後島・チクニ川に希少種ゼニガタアザラシの死体 専門家はサケ漁師が銃で撃った可能性指摘

8月25日、国後島の太平洋側にあるビリル川(イリュシン川=日本名チクニ川)河口で、レッドデータブックに搭載されている希少種ゼニガタアザラシが銃で撃たれ死んでいるのが見つかった。サハリン・クリル通信は環境保護団体「サハリン環境ウオッチ」に連絡...
北方四島の話題

国後島・瀬石とニキシロ ロケットランチャーなどの射撃訓練実施

国後島のゴリャチエ・クリュチ(瀬石)とラグンノエ(ニキシロ)の軍訓練場で、ロシア軍東部軍管区の擲弾銃部隊による射撃訓練が行われた。敵の上陸を阻止する射撃訓練として、今回は最大800mで移動するターゲットを設定。対戦車ロケットランチャーRPG...