2020-09

北方四島の話題

クリル諸島の解放75周年を祝う式典 択捉島・紗那の戦勝広場で

択捉島クリリスク(紗那)で、クリル諸島の解放と第二次大戦の終結75周年を祝う式典や行事が開催された。前日の2日、クリリスクの墓地では第二次大戦に参加した兵士を鎮魂するミサが行われた。夕方には市立図書館に戦時中に生まれた島民13人が招待され、...
北方領土ノート

9月2日 日本が降伏文書に署名 太平洋における第二次大戦終結

1945年9月2日、日本の無条件降伏の調印式が行われた。歴史的なイベントは東京湾に停泊するアメリカの戦艦ミズーリで行われた。戦争に負けた国を代表して重光外相と梅津参謀総長が署名した。セレモニーには多数のジャーナリストが招待され、日本と戦った...
北方四島の話題

南クリルの島々 元居住者が飛行機の窓から先祖を慰霊 北海道庁が10月に実施

北海道庁はロシアの領土である南クリル諸島にかつて住んでいた元居住者か飛行機から先祖の墓地を見る取り組みを行う。NHKによるとフライトは10月21日と25日に予定されている。タス通信によると、飛行機は中標津空港から離発着し、ロシアと日本の国境...
北方四島の話題

国後島・泊、ドゥボボエで揺れ 震源地は根室半島南東沖

9月2日21時35分、国後島のゴロブニノ(泊)とドゥボボエで地震を感じた。震源地はゴロブニノから75km、深さ55.9km。マグニチュードは4.9だった。(サハリン・クリル通信2020/9/2) ※日本の気象庁によると、2日19時35分ころ...
北方領土ノート

サハリンの歴史家サマリン氏が「マトゥワ島の歴史」を出版

サハリンの歴史家イーゴリ・サマリン氏が「マトゥワ島の歴史」と題した2巻の作品を発表した。ユジノサハリンスクのポベダ博物館の科学部長を務めるサマリン氏は、15年ほど前からマトゥワ島(松輪島)に関する資料収集を開始。2016年から2017年にか...
北方四島の話題

色丹島・斜古丹中学校にコンピューター専門クラス開設

色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)の中等学校にロボット工学やコンピューターサイエンスなどを学ぶ専門クラス「グロース・ポイント」が開設された。南クリル行政府のブラセンコ市長が学校を訪れ専門クラスの開設を祝った。設備としてコンピューター機器、ラッ...
北方領土ノート

ロシア国防省 クリル上陸作戦などの機密文書公開 第二次大戦終結75周年で

ロシア国防省は第二次大戦の終結75周年に合わせて、極東における第二次大戦終盤の軍関係文書の機密解除を行い、同省のウエブサイトで公開した。文書は「満州戦略」「南サハリン攻撃」「クリル諸島上陸(※占守島の戦闘関係)」の3つの主要な作戦に関する戦...
北方領土ノート

1945年9月1日 色丹島に赤旗が翻った日

1945年11月30日の北海道新聞に「色丹村長の梅原衛氏は、27日朝根室にひょっこり姿を現した。ソ連軍の許可を得て島の生産物販売の使命を帯びて来た」という記事が出た。 村長は75年前の9月1日朝、斜古丹湾に面した役場前の橋から、ソ連軍上陸を...
北方領土ノート

強制退去の島民 極寒の樺太 過酷な抑留生活を耐え

戦後75年 領土の記憶(5)極寒の樺太 過酷な抑留生活を耐え産経新聞2020.9.1 北方四島(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)を不法占拠したソ連は昭和22(1947)年夏から23年秋にかけ、それぞれ島に残った島民たちを強制的に退去させた...
北方領土ノート

9月1日 ソ連上陸用舟艇がフルカマップ湾に上陸 日本軍の将兵469人を捕虜にした

1945年9月1日--。この日、クリル諸島上陸作戦史上、極めて重要な出来事があった。早朝、ソ連軍の2隻の上陸用舟艇が40分ほどの時間差で国後島フルカマップ湾(現ユジノクリリスキー湾)の沖合に姿を現した。現在のユジノクリリスク市のすぐ近くであ...