2020-09

北方四島の話題

実りの秋を迎えた国後島・古釜布で産直フェア

国後島ユジノクリリスク(古釜布)で、今年で2回目となるサハリン・フェアが開催された。国後島や色丹島の水産加工場で生産された海産物をはじめ、国後島の農家が作った乳製品や新鮮な野菜、ペストリーとともに、サハリン州の農場から持ち込まれた製品が並ん...
北方四島の話題

国後島と色丹島でインフルエンザの予防接種始まる

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の地区中央病院と色丹島クラボザボツコエ(穴澗)のシコタン地区病院でインフルエンザの予防接種が始まった。サハリン州保健省の計画によると、南クリル地区では成人3,148人、子供1,568人のほかすべての軍人とその...
北方四島の話題

国後島・泊 風力発電施設を民間事業者に無償譲渡 地域への電力供給業務を委託

国後島ゴロブニノ(泊)に設置された風力発電施設が10月1日から発電施設の運用管理を行う「モバイルGTES社」に委託される。電力設備の効果的な運用と住民への安定した電力供給を目的に、南クリル行政府が委託先を探していた。入札の結果、同社が選定さ...
北方四島の話題

色丹島・斜古丹湾の海洋汚染 オストロブノイ水産工場が汚染物質の組成と発生源を調査

色丹島のマロクリルスカヤ湾(斜古丹湾)の原因不明の海洋汚染について、オストロブノイ水産加工場は汚染物質の発生源と組成を調査すると語った。8月31日、住民がサフコム通信にビデオを送ってきた。油のような膜で覆われた海岸や飛べなくなった水鳥、死ん...
北方四島の話題

国後・色丹でヨーロッパ車に乗るのは簡単ではない 市議の3分の1がトヨタ

国後島、色丹島などを管轄する南クリル都市管区の議会議員はトヨタの車がお気に入りだ。議員の3分の1がトヨタ、2位は日産、3位は三菱である。クリル諸島で日本車が多いのは合理的な理由がある。修理など維持することを考えると、地理的に近い日本の車の方...
北方領土ノート

サハリンの歴史家が要塞の島マトゥア(松輪島)の伝説を暴いた

サハリンの歴史家イーゴリ・サマリン氏が神秘の島・マトゥア島(松輪島)に関する著作2巻を著した。クリル諸島中部の小さなこの島は、活発なサリチェフ火山を除けば平凡な島である。1875年にサンクトぺテル条約(千島樺太交換条約)でクリル諸島を受け取...
北方四島の話題

クリル諸島への人材誘致で100万ルーブルの支度金と住宅提供、択捉島・内岡湾に60億ルーブルで防波堤造成

サハリン州のリマレンコ知事が就任して1年。クリル諸島はどのように変わったのか。州政府はクリル諸島において学校、病院、スポーツ・文化施設、緊急救急センター、レクリエーションエリアの整備、道路や住宅建設、投資の誘致などに取り組んでいるが、クリル...
北方四島の話題

国後島の泊、ドゥボボエ地区で軍の射撃訓練実施

国後島の2カ所の訓練場でロシア軍の射撃訓練などが行われることから、南クリル行政府は近寄らないよう注意を呼び掛けている。南部ゴロブニノ(泊)に近いベロゼルスカヤ川(シロマンベツ川)一帯で戦車や大砲、小型武器を使用した射撃訓練が9月9日--11...
北方四島の話題

南クリル諸島海域 23,000トンのシイラ混獲

今年に入ってから、南クリル諸島近海で混獲されたシイラは23,003トンに達している。シイラの推奨漁獲量は3,003トンとされる。連邦水産庁のサハリン当局は、この情報によってシイラの漁獲を禁止しているが、すべての企業がこの警告に耳を傾けるわけ...
北方四島の話題

国後島・近布内の海岸 5-7mのクジラが打ち上げられた

国後島のオトラデンスカヤ砂丘(※近布内近辺の浜か?)で、クジラが打ち上げられ死んでいるのが発見された。体長は5~7mとみられ、種類を特定できていない。住民によると、ストルブチャティ岬(材木岩)沖で集団でイワシの群れを狩っていたクジラの一頭で...