2020-10

北方四島の話題

11月3日から南クリル地区は市長が不在になる

辞任を表明した南クリル地区のブラセンコ市長。11月3日から国後島、色丹島を管轄する行政トップが不在になる。今のところ後任市長が誰になるのか全く不透明だ。第一副市長のエリザヴェータ・アンドレーヴァ氏は自身に関する刑事事件で捜査を受ける身で、政...
北方四島の話題

国後、色丹を管轄する南クリル地区のブラセンコ市長が辞職

サハリン州のリマレンコ知事は自身のSNSを通じて、「南クリル都市管区のビャチェスラフ・ブラセンコ市長が彼自身の事情で辞表を提出した」と発表した。知事は「南クリル地区ではかなり困難な状況が発生してする。これは市長の活動の結果である。最近の検察...
エトセトラ

プチャーチン提督の胸像リニューアル サハリン

日露通好条約のロシア側全権を務めたエフィーム・プチャーチンの記念碑が修復された。この記念碑はユジノサハリンスク市内にあるノヴォアレクサンドロフスク地区の130周年を記念して、1999年に子供芸術学校前に設置された。市内に15ある歴史文化モニ...
エトセトラ

今シーズン最後の遺骨収集でソ連兵の遺体発掘 9月には日本兵の遺骨の断片も発見

1945年8月の日本軍との戦闘で戦死した兵士の遺骨などを収集しているサハリンの「捜索運動」による今シーズン最後の発掘調査がスミルヌイフ地区で行われている。10月26日には金属探知機によって地中に埋まっていたソ連兵のヘルメットを発見。さらに掘...
北方四島の話題

北方四島海域のイワシの推奨漁獲量7.5万トン増の32.5万トンに

ロシア連邦漁業庁は南クリル諸島海域でのイワシの推奨漁獲量をそれまでの25万トンから7万5000トン増やし、32万5000トンに設定した。チンロの資源量調査に基づく提案を承認した。南クリル諸島海域では、今年のイワシの漁獲量は4万トンを超えてい...
北方四島の話題

国後島、色丹島、択捉島の人口は自然増 2020年上半期

北方四島を含むサハリン州の2020年1月--8月期の統計によると、出生数3,589人、死亡数4,036人となり、自然減が447人となった。2019年同時期は282人だった。18ある都市管区(市)のうち、自然増を記録したのは国後島・色丹島など...
北方四島の話題

色丹島でクリリアン・ティー(キンロバイ)を研究 薬用植物として注目

ウラジミール・バカリン教授が率いる調査チームが色丹島を訪れ、痛みや炎症を和らげるといわれるクリリアン・ティー(キンロバイ)の群生を研究した。クリリアン・ティーは色丹島には群生しているが、隣の国後島では全く見られない。ポテンシャルの高い薬用植...
北方四島の話題

最新の対空ミサイルシステムS-300B4 北方領土への移動訓練開始

ロシア軍東部軍管区は、最新の対空ミサイルシステムS-300B4を南クリル諸島の島の1つ(※択捉島か国後島とみられる)に移動させ、不慣れな地理的状況下での要員訓練を開始した、と発表した。ユダヤ自治州の第38対空ミサイル旅団に配備されているS-...
北方四島の話題

知事激怒!! サハリン漁業庁職員解雇 会議資料に北方四島を日本領とする地図を使用

サハリン州漁業庁の職員が会議資料に北海道と南クリル諸島(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)が同じ色で塗られた日本の地図を張り付けて使用したとして、解雇された。職員は州内の起業家への支援策を検討する作業部会のプレゼンテーション資料作成にあたり...
北方四島の話題

海鳥エトピリカ、減少止まらず 数つがいに、保護団体「手遅れ」

オレンジ色の大きなくちばしで知られる海鳥エトピリカは生息数減少に歯止めがかからず、環境省によるとロシアが実効支配する北方領土を除くと、北海道根室市の無人島のユルリとモユルリで数組のつがいが確認されるだけとなっている。同省のレッドリストで絶滅...