2020-10

北方四島の話題

択捉島の新型コロナ感染者2人 ヘリで国後島へ救急搬送

COVID-19(新型コロナウイルス)に感染した択捉島クリリスク(紗那)の2人の患者がサハリン州の衛生ヘリコプターで国後島ユジノクリリスク(古釜布)に搬送された。(サハリン・クリル通信2020/10/6)
北方四島の話題

択捉島 シロザケ漁が最盛期 加工場は24時間稼働

今年のシロザケ漁—択捉島では好漁が続き、漁師や水産加工場は24時間体制で働いている。キトヴィ(内岡)のヤースヌイ加工場とレイドヴォ(別飛)のオーリャ湾の工場は、1日400~500トンの原魚を加工する能力があるが、今は1日平均200~300ト...
ビザなし渡航

10月21日と25日 北方四島「上空慰霊」が実施されます

北方四島を上空から眺めながら慰霊をする、北海道と千島連盟主催の「上空慰霊」の案内が届きました。今年は新型コロナの影響で北方墓参、自由訪問、四島交流事業が全日程中止となってしまい、欲求不満がたまっていた身としては、ありがたい取り組みです。洋上...
エトセトラ

パラムシル島 日向ぼっこのアザラシと夕食を加えたオコジョ

北クリルのパラムシル島在住のヴィタリー・クズメンコは野生動物が大好きなフリーライター。サハリン・クリル通信に定期的に写真と記事を送ってくれる。今回は穏やかなウテスナヤ湾でのんびり日向ぼっこをするアザラシたちと夕食のネズミを加えたオコジョの写...
北方四島の話題

教師の日 南クリル地区の副市長が国後、色丹の先生たちを祝福

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の文化会館で10月5日、教師の日を祝う式典が開かれ、国後島と色丹島で教壇に立つ先生たちに感謝状が贈呈された。国後島と色丹島にある12の教育機関には1,850人の子供たち(1,200人の児童生徒、650人の園児...
北方四島の話題

領空侵犯ヘリはサハリン州の医療用ヘリコプター 色丹島から離陸

日本の防衛省の戦闘機が、北海道知床半島上空の日本領空に侵入したとしてサハリン州政府が運用している医療ヘリコプターにスクランブルをかけた。日本の報道機関によると、ヘリは2日の12時45分ころ日本の領空に侵入し、知床半島上空を数分にわたり飛行し...
エトセトラ

カムチャツカ海洋汚染 北クリルのパラムシル島でも海洋生物の死体 政府が海水サンプルを調査

先週末、北クリルのパラムシル島の海岸にタコなどの海洋生物の死骸が多数打ち上げられた問題で、ロスポトレブナソール(連邦消費者権利保護及び福祉監督局)の専門家が海水のサンプルを採取した。隣接するカムチャツカ半島の海岸では、10月初旬、おびただし...
北方四島の話題

国後島・古釜布 南クリル地区議会の定例会開かれる

国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル都市管区の地区議会定例会が開かれ、28の議題が取り上げられた。冒頭、選挙管理委員会のクドレフスカヤ委員長から、ウステンコ議員に代わってロマネンコ氏が新たに議員に加わったことが報告された。その後、サボ...
北方四島の話題

南クリル海域でのイカ漁 推奨漁獲量を9,000トン増やし2万トンに

ロシア漁業庁は9月29日、科学研究機関(TINRO)の提案を受け入れ、北海道に接続する南クリル海域でのイカの推奨漁獲量を当初の1万1,000トンから9,000トン上積みして、2万トンに見直す決定を行った。サハリン地域のイカの漁獲量は現在まで...
北方領土ノート

『逃げるべきか、とどまるべきか』–若き支庁長の決断

あるいは、この人が北方領土問題を強く意識して、行政としての対処方針を示した最初の人かもしれない。 ソ連軍が北方四島に上陸、占領した時の根室支庁長・徳永俊夫さんである。 「島民ニ告グ」という支庁長告示の中で「領土関係は未だ正式決定を見ず、従っ...