2020-11

北方四島の話題

スキャンダルに見舞われたあの赤黒牛がイメチェンして博物館に 国後島・古釜布

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の中央広場に展示されていた赤黒牛のモニュメントが白黒の普通の牛柄にイメージチェンジして郷土博物館に展示された。広場に設置されていた昨年10月、放し飼いにされている雄牛があろうことか、モニュメントの赤黒牛ブレン...
北方領土ノート

対米陳情書、精査の痕跡 終戦直後、四島返還運動の「原点」 根室で「試し刷り」見つかる

1945年(昭和20年)12月1日付で、当時の根室町長、安藤石典(いしすけ)が連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサー最高司令官に宛てて起草した北方四島返還を求める陳情書の試し刷りが、根室市歴史と自然の資料館に残っていた。陳情書は現在につな...
エトセトラ

氷上ワカサギ釣り狂騒曲が始まった 今シーズンの転落者第1号 サハリン・ブッセ湖

サハリンでは早くも氷上ワカサギ釣りの狂騒曲が始まった。11月26日には今シーズン第一号の転落者がSNSに登場した。コルサコフのブッセ湖。気温はまだプラスを保っており、氷の厚さは人が乗るには十分ではないが、早朝から100人以上の釣り人が押し寄...
北方四島の話題

7日間で1,046人が受診 知事肝いりの専門医チームが国後、色丹を訪問

ロシア本土からの専門医のグループが11月16日--24日まで国後島と色丹島を訪れ、合計1,046人の住民を診察した。サハリン州では昨年から、リマレンコ知事の肝いりで、医療環境が十分でない地域の住民のために、各分野の専門医を招聘する事業に着手...
北方四島の話題

択捉島 友人の口座から20万ルーブル盗んだ住民に保護観察2年

択捉島を管轄するクリル地区裁判所は友人の銀行口座から約20万ルーブルを盗んだ択捉島在住の住民に2年間の保護観察処分と罰金3万ルーブルの判決を言い渡した。2020年8月、被告は友人の電話番号とパスワードを入手し、スマホのズベルバンク・オンラン...
北方四島の話題

国後島・古釜布 地区中央病院にCTスキャン初導入

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の南クリル地区中央病院にCTスキャン(コンピュータ断層撮影)装置が初めて導入された。コテンコ副院長によると、国後島と色丹島の住民は、これまでサハリンへ行って検査を受けるしかなかったが、導入されたCTスキャンに...
エトセトラ

市民交流会議をリモートで開催 サハリン州と北海道

北海道とサハリン州の第15回市民交流会議がリモートで開催された。両地域の行政当局や友好姉妹都市の自治体関係者が参加した。冒頭、サハリン州経済開発省のアレクセイ・ブトゥハノフ副大臣が「市民交流会議は経済と人道的な分野で多面的な関係を発展させる...
北方四島の話題

国後島 幼稚園児がレッドデータブックを学んだ

国後島のクリル自然保護区は、ユジノクリリスク(古釜布)のベロチカ幼稚園の園児を対象に絶滅の危機にある国後島の動植物について、小さい頃から理解を深めてもらうエコロジー教室を開催した。園児たちはシマフクロウやラッコ、マグノリアやイチイなどレッド...
北方四島の話題

「国後の病院は新型コロナにかかった家族の入院を拒否した」

サハリン在住のコソボ・ユリアさんがインスタグラムで、新型コロナウイルスに関する国後島の現状に警鐘を鳴らしている。彼女は先週水曜日に両親に電話した。その時、父親はすでに新型コロナウイルスに感染していた。彼は抗生物質と抗ウイルス薬を処方された。...
北方四島の話題

択捉島・紗那 油絵と写真の2人展開催

ウラジミール・アジエフさんの絵画とオルガ・テレホワさんの写真を紹介する合同展が択捉島クリリスク(紗那)のごとも芸術学校で開催されている。アジエフさんはクリリスクの地区中央病院の放射線科医として働くかたわら子供たちに絵を教えている。作品の多く...