2020-11

北方四島の話題

国後島ゴロフニンスキーの崖 1年で3m浸食 流された堆積物がケラムイの砂州を成長 やがて根室市と国後島はつながる

観光で国後島を訪れた人が地元の住民から、「ゴロフニンスキーの崖」を勧めれることはまずないだろう。もし、あったとしても、たぶんその人は択捉島にある「白い崖」と混同しているのではないか。国後島に住んでいる人はみんな地元の人と呼ばれるが、地理に詳...
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択捉島・別飛 老朽住宅からの住み替え裁判 権利がないとされた住民が勝訴

択捉島レイドヴォ(別飛)のゼレナヤ通りにある3棟の老朽化した「緊急住宅」--。9号に住むタチアナ・ルスさんが、クリル行政府から新築アパートに移住する権利がないとされた問題で、クリル地方裁判所はルスさんの主張を認め、少なくとも65.8㎡の居住...
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サボチキナ市長代理がドゥボボエ地区住民と懇談 移動通信用の基地局の整備を約束

南クリル行政府(国後島、色丹島、歯舞群島)のサボチキナ市長代理は22日、国後島南部のドゥボボエ地区住民との懇談で、住民から要望が出されていた通信環境の改善について、高品質な移動通信を提供するため新たに基地局を設置すると表明した。また、住民は...
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択捉島駐屯部隊の大尉、収賄で懲役7年6カ月 

ロシア軍東部軍管区のクリル地区軍法会議は、択捉島に駐屯する部隊の大尉が多額の賄賂を受け取っていた事実を認め、懲役7年6カ月、罰金70万ルーブルの評決を下した。FSB(連邦保安局)が実施した調査の結果、大尉は2019年に軍人に対して様々な面で...
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択捉島を管轄するクリル地区議会の議員1人が辞職 選挙管理委員会に転職

択捉島などを管轄するクリル地区議会(定数15)で、政党「ロシアの女性のために」のデニス・ノビコフ議員が辞職し、クリル地区選挙管理委員会に職を得た。同党は2018年9月の地区議会議員選挙で得票率6%を獲得し、1議席を獲得。名簿1位のノビコフ氏...
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サバの資源量増大 北方四島海域・太平洋外洋調査

VNIRO(全ロシア海洋漁業研究所)が9月-10月に実施した北方四島周辺の南クリル海域や太平洋外洋での資源調査の結果をまとめた。イワシ、サバ、ニシン、スケソウダラが増え、サンマはほとんど姿を消すなど魚種の構成が大きく変化している。とりわけ資...
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リゾート化する択捉島 島生まれのアーティスト「自然をリスペクトして!!」と観光客に呼びかけ

サハリンを描いているアーティストのリサは生まれも育ちも択捉島だ。彼女が小さかった頃、アスファルト舗装もケーブルテレビもインターネットもない、自然がむき出しの場所だった。通りは暗く、川のほとりにはクマが潜んでいた。その後、彼女は勉強のためにサ...
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国後、色丹の公共工事の品質に注文 サハリン副首相

11月18日から21日まで国後島と色丹島を視察したオロンツェフ副首相は、視察後に開かれた南クリル行政府幹部との会合で、島で行われているレベルが低い工事に厳しく注文をつけた。国後島ではユジノクリリスク(古釜布)の文化開発センター(こども芸術学...
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南クリル市長「候補」のゴミレフスキー氏が来週、国後島入り

国後島と色丹島は11月3日にブラセンコ前市長が辞任して以来、トップ不在となっている。前市長はロシア連邦検事総長の国後島訪問によって突然、ポストを去ることを余儀なくされた。エリザベータ・アンドレーヴァ第一副市長に交代することになっていたが、彼...
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ロシア本土の各分野の専門医チームが色丹島で住民を診察

ロシア各地の幅広い分野の専門医からなる医療チームが色丹島を訪問し、住民を診察することになった。サハリン州政府の事業。国後島ユジノクリリスク(古釜布)にある地区中央病院のゾロエドヴァ院長は「専門医たちは国後島で数日間、診療活動を行ってきたが、...