2020-11

北方領土遺産

根室色丹会 開拓の功労者・小林八十吉翁の功績を伝える冊子を作成

北方四島の色丹島出身者で組織する根室色丹会(木根繁会長)が、明治、大正、昭和と3つの時代をまたいで、島の開発・発展に尽力した先達小林八十吉翁の功績を後世に伝えようと小冊子を作成した。以下、「色丹開拓の偉大な恩人 小林八十吉伝」の一部を紹介す...
エトセトラ

サハリンの新型コロナ感染者1日で102人 オハの医師が感染で死亡

サハリン州では11月5日、新型コロナウイルスの1日の感染者が102人となった。累計感染者数は8,426人、このうち5,653人が回復して退院し、4人が死亡、2,769人が治療を受けている。こうした中、サハリン北端に位置するオハ地区病院の救急...
エトセトラ

サハリンの出生率1.954で極東1位 「母親資本制度」で第1子61万ルーブル、第2子以降25万ルーブル支給

サハリン州の合計特殊出生率は1.954で全国平均の1.503を大幅に上回り、ロシア全国で5位にランクされている。極東では1位で、一番子供が生まれている地域だ。少子化対策は国家プロジェクトとして、州においても50以上の社会的支援政策が導入され...
エトセトラ

68年前の今日 巨大津波でパラムシル島民2,336人が犠牲に プラウダは1行も報じなかった

ちょうど68年前の11月5日、早朝。巨大な津波が次々とパラムシル島セベロクリリスクを襲い、街全体を飲み込んだ。ソ連では、数時間のうちに2,300人以上が亡くなったことを知っている人はほとんどいなかった。長い間、津波被害の情報は「秘密」のベー...
北方四島の話題

南クリル都市管区の市長代理 ナタリア・サボチキナ副市長

国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル都市管区のブラセンコ市長が辞任したことを受けて、市長代理に任命されたのはナタリア・サボチキナ副市長。1975年、ウクライナ生まれ。1998年にテルノーピリ州立医学アカデミーを卒業、1998年から20...
北方四島の話題

択捉島のシロザケ漁、漁獲減少1日6トンに

サハリン州の太平洋系サケの漁獲量は6万1,756トンとなり、推奨される漁獲量の68.7%にとどまっている。このうち3万2,770トンはすでに漁が終了したカラフトマスが占める。シロザケ漁は択捉島海域で継続されているが、10月初旬に1日1,00...
北方四島の話題

国後島、色丹島、択捉島を結ぶ定期ヘリ 運航再開

9月上旬から運航停止となっていた国後島、色丹島、択捉島の3島を結ぶヘリコプター定期便が再開された。運航会社「アビア・シェリフ」は先週、国後島ユジノクリリスク(古釜布)から択捉島クリリスク(紗那)に飛び、ユジノクリリスクに戻る便を運航した。定...
北方四島の話題

北方四島など遠隔地の妊婦支援 出産1カ月前から州都の療養施設へ

サハリン州政府は国後島、色丹島、択捉島などの南クリル諸島、北クリル地区、オハ地区の妊娠中の女性を対象に、出産までの1カ月間を医療施設が整っているユジノサハリンスク近郊の療養施設で過ごし、安心して出産してもらう支援制度を創設する。このほど州議...
ビザなし渡航

国後島在住の画家ゴルスキーさんの作品を紹介 根室市

国後島在住のロシア人画家で、北方四島交流(ビザなし交流)で何度も北海道本島を訪れているニコライ・ゴルスキー画伯の作品が、根室市内のサークル「色えんぴつの会」の10周年を記念した作品展の中で紹介される。作品展は11月20日(金)~23日(日)...
北方四島の話題

択捉島・紗那 民族統一の日を祝う

択捉島クリリスク(紗那)で11月4日の「民族統一の日」を祝う式典が行われた。あいにくの雨模様で、式典はスポーツ文化会館のホワイエで行われ、ロコトフ市長は「私たちは遠くの北の島に住んでいるが、この土地は広大な祖国の始まりだ。私たちはロシアの人...