2020-12

北方四島の話題

色丹島の斜古丹湾でまた海洋汚染

色丹島のマロクリリスコエ(斜古丹)から再び、悪い知らせが届いた。地元住民がマロクリルスカヤ湾(斜古丹湾)でまた海洋汚染が発生したと報告してきた。12月7日の朝、島内の漁業・水産加工会社オストロブノイの漁船が何らかの汚物を海に排出していた。住...
北方四島の話題

極東海域でのイワシ漁獲量31万トン突破 ロシア漁獲昨年比2.4倍

北洋開発協会(北海道機船連内)によると、ロシア漁業者による極東海域でのイワシ漁の漁獲量は、11月29日現在で前年同期比2.4倍の31万380トンと30万トンを超えた。(水産経済新聞2020/12/8) ロシア200カイリ内での操業はほぼ終了...
北方四島の話題

択捉島の温泉リゾート「グリーン・レイク」株売却検討 サハリン州政府

サハリン州政府の財産土地関係省は択捉島の「グリーン・レイク」リゾートの株式売却を検討している。「グリーン・レイク」は択捉島レイドヴォ(別飛)近くに、温泉療法を目玉に観光客を呼び込むリゾートを造る構想として2013年にスタート。132人収容の...
北方四島の話題

千島スルメイカ2割減 1万4,000トン ロシア側漁獲、前年に届かず

北海道機船連によると、ロシア漁業者による今期の南クリル(千島)海域でのスルメイカ漁獲は(トロール)は、前年比20%減の約1万4,000トンにとどまった。(水産経済新聞2020/12/9) ロシアでは近年、日本、中国など近隣国でのスルメイカ需...
北方四島の話題

国後島の医療従事者へのCOV-19ワクチン投与が12月9日開始

サハリン州で新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクV」の接種が始まっているが、国後島にも12月7日に数十人分のワクチンがユジノクリリスク(古釜布)の南クリル地区中央病院に到着した。タチアナ・ゾロドヴァ院長は12月9日から医療スタッフへの...
北方四島の話題

エトロフ・リゾート構想実現へ 州政府とVEBインフラ社が協定締結

サハリン州政府は択捉島におけるリゾート開発を進めるため国家開発公社(VEB.RF)の子会社であるVEBインフラ社と協定を締結した。択捉島ではバランスキー火山の温泉が湧き出る川などを核にして総客室数700室の3つ星から5つ星ホテルを建設し、1...
北方四島の話題

エトロフの市長「日米の友人がクリルに移住を希望するなら極東ヘクタールを与えよう」

択捉島などを管轄するクリル地区行政府のヴァディム・ロコトフ市長は「択捉島の住民が米国への移住のためにグリーンカードを申請した事例は聞いたことがない」と強調した上で、クリル諸島に移住を希望する日本人やアメリカ人に対する支援を約束した。米国務省...
エトセトラ

シムシル島(新知島)ブロトン湾からオホーツク海への水路に命名

クリル諸島(千島列島)中部のシムシル島(新知島)ブロトン湾とディアナ海峡の間にあり、オホーツク海へ抜ける水路にロシア太平洋艦隊のユーリ・イグナトヴィチ大尉の名前が付けられた。11月11日にロシア政府が決定した。サハリンとクリル諸島に約1,5...
エトセトラ

12月、サハリン人は氷の厚さに関係なくカレンダーに従って氷上釣りを始める

サハリンのダーチノエの川でサハリンの住民が季節外れの水泳をした? いやいや、彼らは進んで川の中に入ったわけではなく、単に氷が割れて落っこちたのだ。12月になると、ロシア人はカレンダーに従って冬の氷上釣りを始める。川に張った氷が十分に厚みを増...
北方四島の話題

国後島で絶滅危惧種の植物を増やす取り組み クリル自然保護区が2018年から

国後島にあるクリル自然保護区の科学部門のスタッフが、ロシアで唯一国後島でのみ生育する希少種ホウノキやフタリシズカ、オオバボダイジュの繁殖に取り組んでいる。道路建設など開発が進む島内では希少種の生育地が減少しており、種の多様性を維持、回復する...