2021-03

北方四島の話題

国後島・古釜布の南クリル行政府で火災を想定した避難訓練実施

国後島ユジノクリリスク(古釜布)にある南クリル行政府の職員たちが建物から避難しているのを住民が目撃。近くに消防車が止まっていたことから「すわ、火災か」と一瞬色めき立ったが、火災を想定した避難訓練と分かった。ゴミレフスキー市長は「これは通常の...
エトセトラ

北クリルとカムチャツカ航路 投資家が新造船建設か

北クリル諸島(※パラムシル島・セベロクリリスクのことか)とペトロパブロフスク・カムチャツキーを結ぶ定期航路の開設が検討されている。当局は投資家が2021年までに小型の双胴船を建設し、2022年初めから運航を開始すると予想している。サハリン州...
北方四島の話題

南クリル地区創設75周年を記念して写真コンテストを開催

国後島、色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区の創設75周年を記念して、写真コンテストが開催される。住民の創造的な取り組みをアピールするとともに、南クリル地区への関心を高めてもらうのが狙い。3月10日から「私たちの自然」「今日のユジノクリリ...
北方四島の話題

択捉島・紗那 郷土博物館の「エセーニンの日」企画展に300以上が来場

2021年はサハリン州に博物館が開設されてから125周年にあたる。2月27日--28日に択捉島クリリスク(紗那)のクリル郷土博物館で記念企画「エセーニンの日」が開催された。クリル諸島の歴史の中で、これほど大規模な展示会が催されるのは初めてだ...
北方四島の話題

本土から国後島を観光で訪れた若い女性が旅行ガイドを驚かせた

サハリンの旅行ガイドは、国後島を訪れた若い女性観光客の行動に驚いた。「観光客の中には、私たちに、何年たっても忘れられない強烈な印象を残す人がいる」--。彼女は数日前の夕方、飛行機に乗って国後島にやってきた。「南クリル諸島の観光とエクスカーシ...
エトセトラ

樺太時代の高さ42mの日本の煙突がついに解体された サハリン・旧塔路 

サハリン本島のシャフチョルスク(旧塔路)に立っていた、樺太時代に日本が造った高さ42mのコンクリート製煙突が、ついに倒され解体された。タタール海峡を望む岸辺に静かに何十年もの間、その煙突は立っていた。発破を仕掛けて倒すことが難しく、業者は頑...
北方四島の話題

サハリン知事 領土問題解決には相互に有益な協力必要 サハリン-北海道の橋建設に期待

サハリン州のリマレンコ知事は、YouTubeチャンネルとのインタビューで、北方領土問題に触れ、「紛争の最善の解決策は相互に有益な協力である」として、サハリンと北海道をつなぐ橋の建設に期待感を示した。知事はサハリンとロシア本土を結ぶ橋について...
北方四島の話題

クリル発展計画、事業に優先順位 無尽蔵の州予算今は昔 「連邦23% 州77%」負担ルール足かせ「連邦プログラムはあっても、連邦に資金なし」

サハリン州議会の経済開発委員会は、北方四島と北クリルを対象としたクリル諸島社会経済発展プログラムを含む3つの国家プロジェクトについて、州政府の資金不足から計画を実現可能性に沿ったものに変更する修正に合意した。州の予算はもはや弾力性のあるゴム...
北方四島の話題

南クリル行政府の財務部長にサモイレンコ氏

国後島や色丹島を管轄する南クリル行政府の財務部長にタチアナ・サモイレンコ氏が任命された。1974年にハバロフスク市で生まれ、95年にハバロフスク銀行大学、2002年に極東国立交通大学を卒業。専攻は「会計と監査」。1992年から南クリル地区で...
北方四島の話題

色丹島・穴澗湾にトド3頭 流氷の上でまったり

色丹島クラボザボツコエ(穴澗)の湾内にトドが姿を見せた。3頭は桟橋の近くの流氷の上で、まったり、ゴロゴロしている。住民によると、この4年くらい、湾内に入って来るようになったという。専門家はシャチから逃れ、隠れるために湾内に入ってくる可能性が...