2021-05

北方四島の話題

国後島の森林 トウヒ類のキクイムシ被害が広がっている

サハリン州林業・狩猟庁のトップにサハリンの科学者キリル・コルズニコフ氏が就任した。5月の連休明けから、サハリン南部と国後島の森林で問題になっているトウヒ類のキクイムシ被害の対応に着手する。2015年から枯死が広がっており、サハリンと国後島で...
北方領土ノート

桜前線、根室に到達 「遅咲き日本一」

根室市と市観光協会は10日、市内の標本木のチシマザクラが開花したと発表した。気象庁の観測地点で今年、最後に開花が確認された釧路市と稚内市より2日遅く、2年ぶりの「遅咲き日本一」となった。(北海道新聞2021/5/10 ) 根室では気象庁の根...
エトセトラ

サハリンに北前船主倉庫 小樽で活動の西谷家 専門家「貴重な遺産」

1905年(明治38年)から45年(昭和20年)まで日本が統治したロシア・サハリン(樺太)南部のコルサコフ(大泊)で、石川県加賀市を拠点として明治期に小樽市や樺太に進出した北前船主、西谷(にしや)家の石造倉庫が残っていることが分かった。樺太...
北方四島の話題

国後島と色丹島で対独戦勝記念日の式典 3000人の住民が黙とう

対ドイツ戦勝記念日の5月9日、国後島と色丹島の住民は、大祖国戦争の最前線で戦い、倒れた兵士たちの栄光を称え、改めて記憶に刻み込んだ。厳粛な式典は国後島ユジノクリリスク(古釜布)と色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)、クラボザボツコエ(穴澗)で開...
北方四島の話題

サハリンの軍事パレード 地対空ミサイルシステムS-400が初登場

5月9日の対独戦勝記念日にユジノサハリンスクで行われた軍事パレードで、今年2月に実践配備されたばかりの地対空ミサイルシステムS-400が初めて登場した。S-400は政治、行政、経済の戦略的拠点の防衛のため設計された長中距離ミサイル。(サハリ...
北方四島の話題

国後島を襲う、雲…

津波のように押し寄せる雲が国後島の空を覆いつくす--。地元住民がインスタグラムに投稿した動画にユーザーが反応した。「放射線?」「なんて美しいんだ!! でもなんか怖い」…。次々と襲来する雲は、どうやら早回し動画「タイムプラス」機能を使って撮影...
北方四島の話題

択捉島・紗那で対ドイツ戦勝記念日を祝う式典 軍事パレードに最新兵器も初お目見え

ロシアでは「対ドイツ戦勝記念日」ほど多くの市民が集い、大規模に祝われる祝日はほかにない。この日はすべてのロシア人にとって特別なものだ。祖国を守り、今の世代のために平和をもたらした人々に心からの感謝の気持ちがこめられる。択捉島クリリスク(紗那...
北方領土ノート

北方領土問題 間近に 新任教師ら根室で研修会

根室市に赴任した小中高校の新任教師らが北方領土問題などを学ぶ研修会が4月27日、北方四島交流センターで開かれ、戦前の島の暮らしやソ連軍の上陸、島民の自力脱出や引き揚げ、領土交渉の経過についてお話をさせていただきました。昨年に続き2度目です。...
北方領土ノート

国後島・古丹消 45人の島民を脱出させた郵便局長の話

釧路新聞「諸感雑感」(2021/5/4)古丹消の郵便局長 北方領土に関するブログを始めて2年半になる。先日、茨城県の女性からメールをいただいた。戦前、国後島の古丹消に住み着き、スキーを広めた猪谷六合雄さんのことを書いた文章の中に、おじいさん...
北方領土ノート

根室赴任の先生 北方領土問題学ぶ

根室市教委は、市内の小中高校に初めて赴任した教職員を対象に、北方領土について学ぶ研修会を道立北方四島交流センターで開いた。納沙布岬からは実際に北方領土を望み、領土問題への意識を高めた。(北海道新聞夕刊根室版2021/5/7)