2021-06

北方領土ノート

プーチン大統領「日本との平和条約締結交渉を中断する必要はない」

「私たちはロシアの領土割譲を禁止する憲法改正を行った。これを考慮に入れる必要はあるが、平和条約の締結に向けた作業を中断する必要はないと思う」--プーチン大統領は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムで行われた外国の報道機関との会見で、こう...
北方四島の話題

国後島 知り合いの携帯電話を売って酒を買った男を逮捕

6月3日、国後島の南クリル地区内務省当局は、47歳の地元の男性から「携帯電話を盗まれた」と通報を受けた。その日、男性は浜辺で飲んでいた。51歳の男が通りがかり、二人は一緒に飲むことになった。男性は携帯電話のバッテリーが無くなっていることに気...
北方四島の話題

クリル諸島南部(北方四島)で大雨の予報 風速は最大22–27m/s

クリル諸島南部では6月4日夕方から5日夜にかけて大雨が予想されている。サハリンの水文気象環境監視局によると、土砂降りの雨に加えて最大22~27m/sの強い風が吹く。ロシア非常事態省は住民に対して、漁や狩猟を見合わせるとともに、特別な事情がな...
北方領土ノート

『魯』と『露』

(釧路新聞2021/6/4) ロシアを漢字一文字で表記すると今は「露」であるが、江戸末期には「魯」が優勢だった。日本とロシアが話し合いで国境を確定した1855年の日魯通好条約では「魯西亜」と書かれている。 1875年5月7日調印の樺太千島交...
エトセトラ

漁船拿捕、曖昧な海域 国境未画定、抗議まで5日 日ロとも「EEZ内」主張 解放見通せず

政府は3日、稚内沖でロシア当局に拿捕(だほ)された「第172栄宝丸」(160トン、渡辺大介船長)が、日本の排他的経済水域(EEZ)内で操業していたとしてロシア側に2日に抗議したと発表した。5月28日の拿捕から5日要したのは、日ロ間で国境が画...
北方四島の話題

新造フェリーの乗客は船内で何を食べたか? キッチン・スタッフはベテラン女性

6月2日に四島航路に就航した新造フェリー「ネベルスコイ提督」号の乗客は何を食べたのか。択捉島への初航海に同乗したサハリン・クリル通信の記者が報告する。同船の料理人の仕事は朝6時、朝食の準備から始まる。メニューはミルク粥、サンドイッチ、ソーセ...
北方四島の話題

択捉島の旅行ブロガー「ゴミを捨てるのは観光客ではなく、地元住民の方だ」

択捉島在住のヴァシリーナ・ナウモワは2人の子供を持つ母親で、旅行ブロガーである。彼女のインスタグラムに択捉島住民から投稿があった。「旅行ガイドはなぜ観光客を島に連れてくるのか。観光客は島を最も汚す存在だ。お金のために島を裏切っている」--。...
北方四島の話題

北方四島航路の新フェリー到着 択捉島住民が大歓迎

北方四島への初航海で3日、択捉島に到着した新造フェリー「ネベルスコイ提督」号は、キトヴィ(内岡)の岸壁でクリル地区住民の大歓迎を受けた。乗客・乗員は軍楽隊の演奏の中、ロシアの伝統にならい民族衣装をまとった女性たちから塩とパンで出迎えられた。...
北方四島の話題

州政府のベリク首相が国後島と色丹島を実務訪問 6月4-5日

サハリン州政府のアレクセイ・ベリク首相が6月4日と5日に国後島と色丹島を実務訪問する。4日は現地時間の午後3時30分から住民との対話集会がユジノクリリスク(古釜布)の文化の家で開かれる。5日は色丹島を訪問する。リマレンコ知事のSNSによると...
北方四島の話題

四島航路の新フェリー初航海の乗客は40人 ランチは510ルーブル、お湯は無料

北方四島とサハリンを結ぶ定期フェリー「ネベルスコイ提督」号の初フライトには、ロシア地理学会と海洋地質学地球物理学研究所のメンバー、運輸省の職員、学生音楽アンサンブルとジャーナリストたち40人が乗船した。乗客は「海は穏やか、天気は良好。とても...